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【高血圧症と運動】

2015.10.02/

こんにちはストレッチアップ天満橋の松本です。

本日のテーマは『高血圧症と運動』という少し堅苦しいテーマです。

 
 
皆様の悩みの中には、肩こりや腰痛、膝痛、ダイエット、健康など様々な悩みがあると思います。

そんな中、特に患者数の多い高血圧はいまや国民病です。

 
 
厚生労働省の平成25年国民健康・栄養調査の推計によると、高血圧の患者数は約4,000万人です。

これは日本人の3分の1が高血圧症という計算になります。主な原因は塩分の過剰摂取です。

男性では一日11.3gも摂取しており、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインによると、

一日6g未満になるようにするべきとされています。

なかなか大変な目標設定ですが、血圧が高いと様々な病気を引き起こすことを考えれば、

頑張らなくてはいけない目標です。

 
 
しかし、食事だけではうまくいきません。

 
 
そう、私は運動の専門家なので、これから運動しようと考えている方へアドバイスをいたします。

高血圧の運動療法は専門家がいる環境が望ましいです。

 
理由は・・・

①運動時に血圧は心拍数と共に上昇します。

私が運動負荷試験で立会いをしていた時の印象では、高血圧症の方のほとんどは

運動を開始すると200/100を超えてました。

運動中に血圧がどれくらい上がるかを把握しなくてはいけません。

 
 
②最適な運動強度を見つけたい。

特に男性で元体育会系の運動部出身の方に多いのですが、「ぜぇ、ぜぇ、はぁ、はぁ。」しないと運動したとは思えない。

なんて人が多いですが、最適な運動強度は意外ともっと下だったりします。

 
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しかし、専門家のいる運動施設はハードルが高いと思っている方には、おおよその目安をお伝えします。

 
RPEといって自覚的な運動強度があります。

自分が運動してどう感じるかです。

RPEの13では「ややきつい」RPE11は「楽である」

推奨されている運動強度はRPE12-13です。

これは隣を歩いている方と少しお話できる程度です。別名:ニコニコペース。

12は言葉がないのですが、この程度の運動強度だと脂肪の燃焼する効率が高く、効果的だとされています。

週に2-3回30分程度のウォーキングをニコニコペースで開始されてはいかがでしょうか?

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これから朝、夜と寒くなります。

血圧の上昇を考慮して、ご自宅で少しストレッチしてからお出かけすることをおすすめいたします。

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