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うつ病やストレスとストレッチの関係性

2018年12月07日

みなさんこんにちは、
ストレッチアップ本部の山崎です!

今回は表題の通り、「うつ病やストレスとストレッチの関係性」についてお話をしていきたいと思います。

まずはじめに、知っている方も多いかとは思いますが、うつ病とはどのような症状なのかみていきましょう。

 

うつ病とは

うつ病とは、
精神的なエネルギーが低下して、気分が沈み込んだり、物事に興味を持ったり楽しんだりすることができなくなったり、
更には自殺衝動に駆られたりするような精神疾患です。

このような精神疾患により、十分な睡眠や食事を取ることできなくなったりと身体的なダメージも伴います。

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簡単に説明すると上記のような心とカラダにダメージを負うような症状ですが、
うつ病が発症するメカニズムは未だに不明とされており、定義も曖昧ですが、様々な要因があると言われています。
症状自体にも様々な型があり、人によって様々ですが、誰しもが発症する可能性のある症状です。

 

どの症状にも共通して当てはまるワードは、ストレス(自律神経の乱れ)です。
若干の定義は違うというケースもありますが、うつ病は自律神経失調症と呼ばれたりもしております。
これらのストレス・うつ病・自律神経失調症などの精神的なダメージにはストレッチが有効的なのです。

 

なんとなくイメージは湧くと思うのですがストレッチをするとスッキリしますよね?

まさにあの背伸びをしたりするときに感じるスッキリ感がストレス解消などに効果的なのですが、

 

 

 

実際のところ本当に効果があるの?

 

 

 

そう思う方も少なからずいるはず。

 

実際にこのストレスとストレッチの関係性を研究した論文が発表されていますので、それを元に紐解いていきたいと思います。

 

ストレッチとうつ病の関係性

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【身体不活動者を対象としたストレッチ運動が気分と認知機能に及ぼす影響】

本研究では,身体不活動者における一過 性のストレッチ運動が気分と認知機能に及ぼす影 響を明らかにすることを目的とした。

〈測定内容〉
①対象者特性
対象者の身体特性として、身長,体重,体組成 (体脂肪率,骨格筋量)を測定し、体格指数(body mass index; BMI)を算出した。

②唾液中のストレスマーカー
ストレス反応の指標として唾液中の免疫グロブリン A(Immunoglobulin A; IgA)を測定した。

③気分の測定
Mood Check List-short form 2 (MCL-S.2)と一過性運動に用いる感情尺度
Waseda affect scale of exercise and durable activity(WASEDA)の 2 種類を用いた。
MCL-S.2は、快 感情,リラックス感,不安感の 3 因子から構成さ れており、12項目の設問に 7 件法で回答するリッ カート尺度で評価した。
WASEDA では、一過性 の運動による否定的感情,高揚感,落ち着き感を 12項目の設問に 5 件法で回答するリッカート尺度 で評価した。

④認知機能の評価
認知機能の評価として、Trial Making Test (TMT)を用いた。
TMT は、ワーキン グメモリや反応抑制、反応の切り替えなどの能力 を反映し、認知の柔軟性をみることができる認知課題の 1 つである。

 

〈結果〉
①対象者特性
身体活動量を示す physical activity (PA)レベルの平均は、すべての対象者においてそれぞれ WHO が定める身体不活 動レベルの基準以下であることを確認した。

②唾液中のグロブリン濃度
本研究では,唾 液中の IgA 濃度に統計学的な差異はみられなかっ た。

③気分の変化
MCL-S.2を用いて測定した各実験条件前後での 気分の変化は、快感情において交互作用が認められ、ストレッチ運動後に有意な上昇を 示した。
リラッ クス感,および不安感に差異はみられなかった。
WASEDA を用いて測定した気分の変化では、 高揚感において交互作用がみられ、ス トレッチ運動後に有意に上昇した。
落着き感と否定感において 差異はみられなかった。

④認知機能の評価
TMT part A の回答時間は、条件間において差異はみら れなかった。
TMT part B の回答時間は、条件間で交互作用がみられ、ストレッチ運動 後において有意な低下を示した。
また、part B­part A 値は、条件間 での交互作用を認め、ストレッチ運動 後において前と比較して有意に短縮した。

 

〈総括〉
身体不活動者に対するストレッチ運動の一過性の実施が気分と認知機能に及ぼす影響について検討を行い,以下の結果を得た。
本研究における対象者は,身体的活動量が低く,抑うつ傾向が比較的高めであることが示された。
また,ストレッチ運動の実施は,快感情や高揚感などポジティブな心理状態を誘発することが示唆された。
更に,認知機能が運動後において有意に向上することが明らかになった。
以上のことより,日常生活における身体活動量 が低いヒトへのストレッチ運動の実施は,ポジ ティブな気分を促し,認知機能を向上させること が示唆された。

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(引用:身体不活動者を対象としたストレッチ運動が気分と認知機能に及ぼす影響、著 須藤みず紀,安藤創一,永松俊哉)

 

また難しい単語がいくつか出てきましたが、

上記の研究で実際にストレッチが認知機能を向上する効果があると結果が出ております。

 

気分が落ち込んだり、何もしたくなくなったりした方にはしっかりと身体を伸ばすストレッチすら億劫になってしまうこともあるかと思います。

そんな方は、身体の後ろで手を組む、バンザイをする、そんな強度の低いものでも良いのでやってみると意外とスッキリしたりするものです。


 

実際にそのような行動がストレスの軽減にも繋がっているので、「行き詰まった時には背伸びをする」そんな習慣をつけれいけると良いですね。

 

 

 

この記事を書いた人

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山崎 篤史(やまざき あつし)

ストレッチアップ本部

ストレッチアップ心斎橋店店長、ストレッチアップ五反田店店長を経て、現在はストレッチアップ本部SVとして研修や店舗管理に従事。陸上競技歴20年。大阪インカレ2位、関西インカレ5位、関西実業団7位。