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高齢者の過度の運動は要注意!運動しすぎのリスクを学ぶ。

2018年08月27日

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180823-00000014-sasahi-hlth

日曜日の昼間にゴロゴロ「身体動かさないとなぁ」と思いながら、Yahoo!ニュースを見ていてこの記事を見つけました。「運動のしすぎも健康に良くない」そんな記事です。

どのような内容が書かれているかというと、【運動しすぎるとケガや突然死のリスクが高まる】というもの。

「え?運動って健康にイイんじゃないの?」

「運動しなさいと言われたから運動しているんだけど」

「結局どっちなの?」

色々な声が聞こえてきそうですが、私なりの解説をしていきたいと思います。

薦められた運動をしたら命の危険!?

スクリーンショット 2018-08-27 16.15.29

この記事の中でこんな一文がありました。

引用元:はりきりシニアは要注意 「運動しすぎ」のリスクとは?<週刊朝日>

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180823-00000014-sasahi-hlth

毎年高騰し続け2020年には54兆円にも及ぶと言われる国民医療費。これを削減すべく病院にかからなくても良い身体作りをしましょう!と掲げ、日々さまざまなサービスを高齢者に向けて提供している施設も多くあるかと思います。我々ストレッチアップもその一人ですが、ただ単に高齢者の方に運動して貰えば良いというわけではないということがこの一文からわかると思います。

一体どういうことなのかというと、ヒトは高齢になるほど動脈硬化が進み血管自体のしなやかさが失われてしまいます。これは避けられないことです。それ以外にも骨密度の低下から少しの衝撃で骨折してしまったり、筋肉量の低下から冷え性を引き起こしてしまったり、さまざまな健康リスクと付き合わなくてはなりません。

そこに運動不足が重なると更に症状は加速してしまいます。

例えば、動脈硬化が原因で心筋梗塞や脳梗塞、脳血管疾患などを発症してしまうなどと発症リスクのある病気は多岐に渡ります。

そのような病気にかからない身体になる為に、日常から運動をしましょうね、ということなのですが、【過度な負荷】や【やりすぎ】は非常に危険です。

Good support. Delighted mature bearded male person expressing positivity while doing exercises and raising right arm

私は高齢者の運動について”超”推奨派ですが、適切な運動の質と量を知らずにやるのは非常に危険だと考えています。

ストレッチアップの会員の中でも【運動がしたい】ということで体幹トレーニング(ストレッチとは異なるサービス)を受けていらっしゃる方も多くいますが、適度な質・量を保って長い期間継続できるかどうかが非常に重要です。

<運動レベル>

1.全く運動をしていない(これからしたい)

2.月に1度は運動をしている

3.隔週に1度は運動をしている

4.週に1回運動している

5.週に複数回運動している

6.毎日何かしら運動をしている

上記で分類すると13に該当している方は特に注意が必要です。高齢になればなるほど筋肉も負荷に慣れるのに時間がかかります。ここに該当している方は、急に運動するのではなくまずは軽度の運動効果があるストレッチ(出来れば一人で行うセルフストレッチではなく、トレーナーと行うパーソナルストレッチが理想)、そして短い距離のウォーキング(犬の散歩のような散歩ではなく、運動としての散歩)から定期的に始めることをオススメしています。

軽度な運動から始めないと長い期間の継続も難しいですよね。

ストレッチだけでも十分に汗をかくことができますし、十分に疲労感を得られるかと思います。

特に疲労感が出る箇所は大きな関節のある部位です。【肩甲骨周り】【太もも周り】この辺りでしょう。まずはこの2つからでも刺激をしてあげてみてください。

※肩甲骨の動かし方は、こちらの記事を参考

ということで、健康になりたいからといって【過度な負荷】や【やりすぎ】をせずに自分に見合った健康法を見つけ、それを継続して実行していくことが何よりも健康の近道です。

急がば回れ、ですね。

それではまた!

 

この記事を書いた人

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尾上 彰(おのうえ あきら)

ストレッチアップ株式会社 代表取締役社長

恵比寿店(ストレッチアップ1号店)を立ち上げ、現在はストレッチアップを世に広めるべく全国各地でフランチャイズ加盟活動に従事。

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