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握力低下で死亡が増加!?

2018年09月04日

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恐ろしいニュースが舞い込んできました。


近年、握力が病気や寿命と関係していることが、いくつもの研究で示されるようになっています。今年5月、英国で握力と病気や死亡の関係を調べた研究結果が発表されました。40~69歳の50万人を対象に、握力の強さで4分類し、握力と総死亡や心血管疾患、呼吸器疾患、がんの発症・死亡との関係を調べています。その結果、握力が5キログラム低下するごとに、全死亡は20%、心血管疾患による死亡は19%、呼吸器疾患による死亡は31%、がんによる死亡は17%増え、特に若い人でこの関係が強く見られました。また、筋力低下(握力が男性で26キログラム以下、女性で16キログラム以下)が明らかな人では、心血管疾患や呼吸器疾患、がんの発症率や死亡率が軒並み高くなっていました。つまり、握力は血圧に勝るとも劣らない将来の病気や死亡の指標といえる結果でした。

(産経ニュース参照:https://www.sankei.com/life/news/180831/lif1808310010-n1.html

とのことです。

普段の生活の中で握力を意識して生活する人はなかなかいないと思いますし、握力の低下が死亡率を上げることも考えたことすらない方がほとんどだと思います。では、そもそもこの握力とはどのような作用なのかその辺りを解説していこうと思います。

赤ちゃん 育児


握力とは

握力にはこの3つの作用があります。

1.PINCH(ツマむ)

2.CRUSH(握り込む)

3.HOLD(握ったまま離さない)

PINCH(ツマむ)とは、指先だけで何かを掴む力ですね。洗濯バサミをツマんで開く、クリップの開いたり閉じたりする時に使う作用です。

CRASH(握り込む)とは、手のひら全体でギュッと物を握る力です。グーチョキパーのグーをやる時の作用です。

HOLD(握ったまま離さない)とは、CRASHしたものを長時間保持する力です。買い物袋をずっと持ち続けていたり、ビジネスマンがカバンを持って通勤している時の作用です。

高齢化してくるとこの3つの作用をする機会が減り、筋肉量が減ってしまい死亡率が高まってしまうということなのです。

スーパーに買い物に出かけても、買い物袋をカートに乗せそのまま車に乗り込み自宅へ帰ってしまったり、何かを強く握るようなシーンも見なければ、長時間強くペンを握って文章を書く姿もあまり見る機会がありません。(私もこの記事を当然キーボードを叩いて入力しています)楽をすればするほど、便利な世の中になればなるほど、この握力という力は自然と落ちていくわけです。ということはこの握力を日常から意識して生活しないとこの先この記事のようなことが原因でどんどん死亡率が上がって行ってしまう・・・。

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サルコペニア

医療用語でサルコペニアという言葉があります。ギリシア語で筋肉を意味するサルコと喪失を意味するペニアを合わせた言葉で筋力の低下が起こることを意味していますが、今回の記事はまさにこのサルコペニアにあてはまる記事だと思います。

高齢者になると筋肉の低下はもちろん、筋力を向上させる機会からも遠ざかってしまいます。これが死亡率の増加に繋がるわけです。

ラジオ体操、グーチョキパー、乾布摩擦、ストレッチなどなど、軽度で習慣化しやすい運動は沢山あります。とても簡単な事でいいので続けてみてください!

自らの努力で健康寿命を伸ばす、これからのキーワードかもしれません。


この記事を書いた人

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尾上 彰(おのうえ あきら)

ストレッチアップ株式会社 代表取締役社長

恵比寿店(ストレッチアップ1号店)を立ち上げ、現在はストレッチアップを世に広めるべく全国各地でフランチャイズ加盟活動に従事。